胸が小さい、目が細い、あごがしゃくれている、まぶたが腫れぼったいなど、他人にとっては些細な悩みでも、本人にとっては重大な問題です。
プチ整形と呼ばれる「二重まぶた(埋没法)」程度であれば両目で90,000円~120,000円程度が相場ですが、たるみ・しわなどをとる場合は50万円以上。豊胸手術であれば100万円以上が相場です。
なので、お金を借りて美容整形をするという人は少なくありません。
お金を借りる手段として、病院は医療ローンを勧める場合もありますが、本当にそれがお得なのでしょうか?
どの方法が一番支払い総額節約できるのか、比較してみました。
医療ローン
病院が提携しているクレジットカード・信販会社のローンを組む方法です。
「医療ローン」という名前がついていますが、中身はクレジットカード会社の「多目的ローン(フリーローン)」です。
この医療ローンの特徴は支払い回数が少なければ少ないほど金利手数料が安いということです。
例えばクレジットカード大手のオリコであれば、10万円の手術を受けた場合は年利6.8%。
支払い総額は106,800円となり、1回あたりの金利は680円ですが、24回払い(2年)になる金利は16.32%まで上がります。
支払い総額は2年で1,326,400円となり、30万円以上も利息を支払うことになります。
クレジットカードのリボ払い
大手の美容整形外科であれば、クレジットカード払いも受け付けているところが多いです。
クレカが使える場合はリボ払いも活用できます。
ただし、こちらも手数料が高いです。
三井住友VISAカードの場合で、年率15%(※カードの種類で若干異なります)
先の100万円の手術24回払いの場合は2年で30万円の利息ですから安くはありません。
あと、自分が持っているカードが使えない場合もあるので要注意です。
消費者金融・銀行カードローン
最後は一般の消費者金融と銀行が発行するローンカード。
こちらは医療ローンのように、短期間で返済しても金利が安くなるということはありません。
ただし、使用目的の自由度が高いので、術後の通院や、その交通費などにも使えます。
利息はみずほ銀行カードローンで、最大14.0%の年金利ですので、2年払いの場合はオリコと比べても安いということがわかります。
病院経由で医療ローンを申し込んだほうが、審査が通りやすく感じますが、実際はカードローンでも同じように審査されますので、どちらが借りやすいということはありません。
以上をまとめると、2年以内での短期間での返済以外は、どういった形で借りても金利はほぼ同じということがわかります。
別のページでも紹介していますが、銀行カードローンは仕事をしていない専業主婦でも申し込むことはできますし、手術費用を含めた使い道の自由さで言えば、カードローンがオススメだと言えます。