消費者金融や銀行カードローンで借り入れしようと思っている多くの方は、「年収」が大きな審査のポイントになっていると考えているでしょう。
「年収360万、いくら借りれる?」
「アルバイトで年収200万、借りれる?」
「年収480万、2社目OK?」
特に強く「◯◯円借りたい」と希望額がある方は心配でしょうね。
確かに年収は、借入時の重要審査ポイントのひとつではありますが、それ以外にも重要な点はあります。
というのも、年収1000万円を超えていても審査落ちしてお金が借りられないというパターンは現実にあるからです。
年収以上に見られている「職業」
年収1000万円でキャッシング審査が通らないという場合、ほとんどの理由が「職業」です。
- 安定した収入が得られない
- 離職率の高い職業
- リストラ率が高い
こうした職業に就いている方は、貸金業者や銀行から見ると金銭的信用が低く見られてしまいがちです。
(1)安定した収入が得られないというパターン
公務員やサラリーマンであれば、毎月決まった額の給料が入ってくるので、返済が滞る確率は低いです。
しかし、自営やフリーランスで仕事を取っている人は、その月によって収入にばらつきやすい傾向が高いです。
100万円入った月があったかと思えば、10万円しかない月もあるということもあり得ます。
万一、月収10万円の月が半年も続いてしまえば、あっさりと返済は滞ってしまうことだってあります。
(2)離職率が高い職業というパターン
「仕事が厳しすぎて次々と人が辞めてしまう職業」も世間には少なくありません。
評価が低い職業のひとつとして、本人の意思によって辞めるのではなく、体を壊して離職しやすいという仕事です。
タクシーや宅配などのセールスドライバー、トラック運転手などこれにあたります。
また、お酒をたくさん飲まなければいけないキャバクラ嬢、ホスト、ホステス水商売などが挙げられます。風俗店勤務なども含まれますね。
もちろん、これ以外にもたくさんありますし、どの会社がどの職業を「不安定な職業」とみなしているかはわかりません。
こうした職業はまた収入の不安定さともつながっている場合も多く、現在の収入がどれだけよくても審査落ちする可能性もあります。
(3)リストラ率の高い職業
上の2つとは少し違いますが、これに当てはまるのは外資系会社の会社員が代表的例でしょう。
外資系の会社員は、非常に高い給料をもらって仕事をしています。
しかし、成果によって給料が決定する企業が多く、結果を出せないと、いつリストラされるかわからないという危険な側面を持っています。
第三者が見ると外資系会社の会社員は、高収入でしっかりと働いていてとても信用が高いように思えます。
しかし、内情を知っている貸金業者や銀行にとっては金銭的な信用が高いとはいえない場合もあります。
長く勤務することである程度カバーできる
以上が、サラリーマンや公務員に比べてややキャッシングの難しい職業になります。
ただ、ここで紹介した職業についている全員が、借入が難しいわけではありません。
「勤続年数」も審査の際の重要なポイントのひとつなので、ひとつの職場に長く勤めていることで審査にとおる可能性も高くなります。
一部の職種を除いて、転職を繰り返すと給料は下がる傾向にあります。
それと同時にお金を借りる際の信用も低くなっていくので、お金のことを気にするなら同じ仕事を長く続けていたいものです。